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2013/09/16 リニア県内9割はトンネル 路線50キロ概要判明 [リニア中央新幹線]

 JR東海が18日に環境影響評価(アセスメント)準備書を公表するリニア中央新幹線で、南アルプスを貫く約20キロの長大トンネル(県内分は5キロ余)のほか、下伊那郡大鹿村と豊丘村、飯田市と岐阜県中津川市を結ぶトンネルもそれぞれ20キロ前後の長さになることが15日、分かった。県内のリニア路線約50キロのうち約9割がトンネル区間となる。地上部を極力短くし、生活環境への影響を抑えるとともに買収用地を少なくする狙いもあるとみられる。

 大鹿村が全てトンネルとするよう求めていた同村内は、国道152号や青木川はトンネル区間となるが、南ア直下の山あいを流れる小渋川は橋で越える。豊丘村との間にある伊那山地を含め、小渋川付近から天竜川付近の平地まで20キロ弱区間は1本のトンネルとなる。

 飯田市座光寺―上郷飯沼地区に設けるリニア駅を含む天竜川周辺の地上区間(3キロ余)西側の河岸段丘は、5キロ程度のトンネルで抜ける。県営松川ダムの下流は地上区間として松川を橋で渡り、下伊那郡阿智村清内路、木曽郡南木曽町、中津川市にかけてのトンネルも20キロ余となる。

 「景観に配慮してトンネル構造とする」としていた南木曽町の妻籠宿一帯1200ヘクタール余の国重要伝統的建造物群保存地区や、中津川市の馬籠宿(旧木曽郡山口村)一帯は地上を通過しない。

 JR東海は2027年の東京―名古屋間でのリニア開業を目指し、東京、神奈川、山梨、静岡、長野、岐阜、愛知の沿線7都県ごとにアセス準備書を作成。添付する縮尺1万分の1の地図に1ミリ(幅10メートル相当)の太さの線で路線の位置を示す。11年8月に公表した3キロ幅の概略路線から環境アセスや地質調査で、地下水源への影響などを調べた上で路線を絞り込み、トンネルの設置場所を定めた。

(信濃毎日新聞)


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